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【歴史の担い手たち 前編】
(幸せな奴だ)

背後から迫る青い奔流を防ぐことで精一杯なはずの心の片隅で、彼は笑っていた。

スピードでは明らかに向こうに分がある。一度前に出られてしまえば、もうこの愛馬には抜き返す力は残されていない。そのことが痛いほどにわかっている彼の肉体は、一つのミスすら許されない緊張感に晒され、笑うことに神経を使うどころの話ではない。

にもかかわらず、彼の心では笑わずにはいられなかった。
彼を抜こうと必死にもがいている若者の姿が、かつての自分と重なって見えたのだ。

そう、彼とてかつては若者だった。

前を見つめていれば、前を走るあの人に狙いを定めてさえいれば良かった。

まさに、今後ろを走る若者と同じ所に彼はいたのだ。
(幸せな奴だ)

もう一度、彼は思った。

全身全霊を賭して挑むに足る、時代という名の分厚くそして堅い城壁が前方にそびえていることがどれほど幸せなことか、かつての彼自身がその存在を失うまで気付くことがなかったように、あの若者にもわかるまい。

わかるまいとは知りつつも、この地で旅立ったあの人のことを思い出すと、彼はそう思わずにはいられなかったのである。
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こんなもの↓を書き始めましたので、良かったら見て下さい。http://ersteklasse.blog12.fc2.com/blog-entry-75.html本来ならこちらのブログに書くような内容なのですが、権利的な問題で後々ややこしくしたくないので、向こうで書くことにしました。と言うわけで、コメントな
2006/04/27(木) 18:35:23 | サムライな日々



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